トーナメントジャンキー

４月17日、約２年ぶりとなる中禅寺湖釣行へ出掛けた。友人の市山君と現地で待ち合わせし、5時に到着。早速、国道側のポイントへと入った。手がかじかみガイドが凍り付く寒さの中、マニュトラから発売されるベイティス１７gを２人でキャストしはじめた。

１時間も投げると腕が痛くなり、モチベーションをキープできなくなってしまいコーヒーを飲みながら煙草を一服。大自然の中でのこのひと時がたまらない、至福の時だ。



そして再び釣りを始めた。すると高速デジ巻のようなリトリーブで、ボトムにルアーをコンタクトさせていた市山君のロッドが、弧を描いた。レイクだ！かなりの引きだ！10分ほどのやり取りのすえ、ランディングすると、72センチの見事なレイクトラウトだ。たくましく美しい魚体、精悍な顔立ち、この魚はいつ見ても感動する。



この場所で釣れたということは、自分にもチャンスがあると思い再びキャストを開始。しかし、時間だけがすぎ、10時半に満足した市山君は帰っていった。１人になるとまた集中力が切れ、昼寝、気づくと12時を過ぎていたので気分転換に山側のポイントへと移動した。シチュエーションと水質はこっちの方が良かったが、釣り人が、多すぎたので、１時間で切り上げ、遅めの昼食をとった。



そして、夕方が勝負だと思い4時過ぎに、また朝のポイントへと戻り、キャストを続けた。辺りが夕日に包まれ、時計を見ると5時30分を回っていた。これで今日は終わりか、最後のキャストだと思い渾身の力を込めて、トラップ18ｇのパールレインボーをキャスト。オレンジ色に輝く湖面へと吸い込まれていった。



そして、リフトアンドホールの２度目、重さを感じたので、すかさずフッキング！「魚だ！」レイクトラウトだと思ったが、ランディングすると、銀色に輝く46センチのホンマスだ。当然テンションが上がり、もう一度同じポイントへとキャスト！同じタイミングで再びヒット!今までの静寂が嘘のようようだ。これも同じサイズのホンマスだ。群が回遊してきたのだろう。

一匹の魚を釣る難しさと、それを手にしたときの感動、最後まであきらめてはいけない、ということを今日１日で、この湖と魚たちが教えてくれた。感謝！

■ヒットルアー：ベイティス１７g(ピンクブラック)
■ライン：ユニチカ/シルバースレッドSAR10LB
■ヒットルアー：トラップ１8g(パールレインボー)
■ライン：ユニチカ/シルバースレッドFC10LB